2020年にMLBでサイ・ヤング賞を獲得するなど、日本球界に鳴り物入りでやってきたトレバー・バウアー投手(以後バウアー投手)。
メジャー移籍を目指して2024年はメキシカンリーグでプレーをして、10勝0敗で年間最優秀投手賞を受賞していました。
そんなメキシカンリーグでも現役バリバリのバウアー投手が、なんと2シーズンぶりにDeNAに復帰するといいます。
実力、実績ともに最強のバウアー選手の加勢で、DeNAは27年ぶりのリーグ優勝&2年連続日本一へ早くも一歩ちかづくか!
今年、大活躍間違いなしのバウアー選手が、なぜDeNAにやってきたのか、これまでの年俸について紹介していきます。
バウアー選手の今年の年俸とこれまでの年俸推移
なぜ、日本の横浜DeNAベイスターズにやってきたのか
2025年度は復帰はDeNAに復帰?
トレバー・バウアーの年俸【2023年】
引用:東スポ
2023年のバウアー投手の年俸は、約34億円です。
もはやすごい桁ですね笑
年俸の内訳は、横浜DeNAベイスターズ1年契約で4億3500万円、ロサンゼルス・ドジャースから29億7200万円が支払われています。
なぜ、バウアー投手は横浜DeNAベイスターズ以外にMLBのロサンゼルス・ドジャースからも年俸をもらっているのでしょうか。
というのも、2021年にドジャースと3年総額147億9000万円の大型契約を結んでおり、本来であれば、2023年、つまり今年までドジャースの選手としてプレーしているはずでした。
ただ、2022年に女性に対する性的暴力を理由に324試合(2年間)の出場停止を科せられました。
その後、異議申し立ての調停を経て、194試合の出場停止に軽減され、2021年7月以降の制限を合わせて、今年からプレーできることになりました。
ただ、ドジャースは、バウアー投手を事実上の戦力外となる「DFA」の措置をとり、バウアー選手の年俸29億円を負担する代わりに、他球団に放出することを決めました。
[DFA]・・・選手を40人のロースター枠(登録枠)から外すこと
そのため、バウアー投手は、横浜DeNAベイスターズでプレーしながら、ドジャースから年収をもらっているのです。
ただ、ここで気になるのが、ドジャースが29億円の年収を負担しているなら、他のメジャー球団はなぜ、バウアー投手を獲得しなかったのかという点です。
29億円という年俸は、MLBの平均年俸:5億7500万円を大きく上回っており、各球団からすると、とても安くサイヤング投手を獲得できるチャンスになります。
では、なぜ、バウアー投手はメジャーの球団ではなく、横浜DeNAベイスターズにやってきたのか、見て行きましょう。
トレバー・バウアーはなぜ日本にやってきた?
引用:スポーティングニュース
バウアー投手がメジャーリーグの球団ではなく、横浜DeNAベイスターズを選んだ理由は、新しい場所で人間として自分を磨き、ピッチャーとしてだけでなく、人としても最高でありたいと決意したからだそうです。
自身のユーチューブにて、
「自分は間違いを犯したと認識しているし、それと共に生きていかなければならない。私のような立場の人間が決してしてはならない判断ミスや、愚かな選択をたくさんしてきました」
引用:Youtube
と語っており、バウアー投手が犯してしまった罪を反省していました。
だからこそ、日本という新しい土地で人間として自分を磨きたいと思い、横浜DeNAベイスターズへの入団を決めたといいます。
バウアー投手がしてしまったことは許されることではありません。
しかし、連日放送される野球の試合やニュースにてバウアー選手が本気で日本野球で結果を残そうと、チームを勝たせようとしている姿が見られますよね。
また、日本に来た理由は他にもあるらしく、
「5万5000人のファンの前で完売した東京ドームでプレーすることは、私の心を揺さぶりました」と応援スティックの音や、歌で盛り上げてくれたファンに感動したと明かし、「日本でプロ野球をやるということが私のリストに加わった瞬間でした」
引用:Youtube
と語っており、かねてより親日化として知られるバウアー投手にとって、日本でのもプレーは夢の一つだったのかもしれません。
2023年は、8月30日の阪神タイガース戦で負傷し、9月1日に登録抹消となりましたが、8月には中4日で先発するなどしてフル活動し、サイ・ヤング賞の実力を発揮しました。
トレバー・バウアーの年俸推移
引用:Full-Count
ドジャースと大型契約を結んだバウアー投手がつかんできた契約を見ていきたいと思います。
こちらがこれまでの年俸の推移です。
年度 | 年俸(日本円) |
2012 | 1億7千万円 |
2013 | 1億7千万円 |
2014 | 1億7千万円 |
2015 | 2億8千万円 |
2016 | 5億1千万円 |
2017 | 5億1千万円 |
2018 | 9億5千万円 |
2019 | 19億円 |
2020 | 9億4千万円 |
2021 | 45億8千万円 |
2022 | 4億6千万円 |
2023 | 34億円 |
※現在のレートで換算しています。
2020年にサイ・ヤング賞を獲得したこともあり、2021年の年俸が一気に跳ね上がっていますね。
残念ながら2022年は出場停止だっため、大幅に減俸しています。
それでも4億6千万円というのはすごいですね!
トレバー・バウアーの2023年の成績は?
引用:DAZN
今年のバウアー投手はMLBではなく、日本の横浜DeNAベイスターズでプレーしています。
2023年度のバウアー投手の成績を見てみましょう。
防御率 | 2.75 |
勝利数 | 10(リーグ2位) |
敗戦 | 4 |
奪三振 | 128(リーグ2位) |
登板数 | 18 |
完投 | 2 |
QS | 15 |
投球回数 | 127.2(リーグ6位) |
勝率 | .714(リーグ2位) |
奪三振率 | 9.02(リーグ3位) |
シーズン序盤の5月は防御率6点台と苦しみましたが、6月以降は日本の野球に慣れ、チームのエース格として活躍されています。
成績を見てみれば一目瞭然ですが、リーグ上位の記録を残しています。
6月に至っては、4戦全勝、防御率2.08、交流戦では中4日の登板で3勝を挙げ、チーム初の交流戦に大きく貢献。
その結果、6月の月間MVP、8月にも2度目となる月間MVPに選ばれました。
2024年のトレバー・バウアー
引用:Youtube
バウアー選手は、2023年8月の阪神タイガース戦での負傷を受け、9月1日には出場選手登録を抹消されました。
オフの12月1日に自由契約選手として公示され、横浜DeNAベイスターズから離れることになりました。
2024年を越しても、FA状態でしたが、3月にアメリカを拠点とするトライアウトチーム「アジアンブリーズ」に参戦し、3月10日には、古巣であるドジャース戦に登板しています。
引用:https://asian-breeze.com/2024asianbreeze-trevorbau アジアンブリーズHP
バウアーの投球を一目見ようと、多くのドジャースファンがスタンドに集結したそうですよ。
見事、無失点で抑えたバウアー投手でしたが、現地にメジャーリーグのスカウトやドジャース幹部の姿はなかったことがリポートされています。
その後、2024年3月18日には、メキシカンリーグ「ディアブロス・ロホス・デル・メヒコ」への入団が発表されました。
メジャー移籍を目指してメキシカンリーグでプレーした2024年は、10勝0敗で年間最優秀投手賞を受賞しています。
ここまで、バウアー投手のことについて紹介してきましたが、やはり気になるのが来年度以降の去就です。
トレバー・バウアーのDeNA愛で2025年から復帰?
2025年1月27日、なんと、トレバー・バウアー投手の2シーズンぶりのDeNA復帰が濃厚だと報道されました。
実は、球団は24年にも定期的にバウアー選手と交渉を続けていたことがわかりました。
メキシカンリーグでは短期契約であったバウアー投手ですが、5月にはシーズン終了まで契約を延長することになり、2024年の復帰は諦めた形となりました。
しかし「2025年に彼が日本に行くぞと決めた時にはうちが1番手になると信じてますし、その交渉はしていきたい」と、萩原チーム統括本部長は話していました。
また、バウアー選手は、2024年日本シリーズ第1戦試合前の横浜スタジアムでビデオメッセージも送っています。
監督、コーチ、選手、スタッフ、ファンの皆様、クライマックスシリーズ優勝おめでとうございます。この調子で日本一になってくださいと笑顔でエールを送った。
引用:https://www.kanaloco.jp/sports/baseball/baystars/article-1120686.html カナコロ
また、日本一になったときには、再度祝福のメッセージを寄せています。
DeNAのチーム、スタッフ、友人全てにおめでとうと言いたい。彼らが大きな成功をつかむことができて私もうれしく思います。(中略)
今は日本のおすしが恋しいです。そしてチームの友人全員、会えなくて寂しい。ですが彼らが日本一という大成功を収める姿を見ることが出来て、本当に興奮しています。最高に素晴らしいこと。改めておめでとうございます!
引用:https://www.nikkansports.com/baseball/news/202411030001264.html#goog_rewarded 日刊スポーツ
2024年は、メキシカンリーグでプレーしながらも、バウアー選手のDeNA愛をたくさん感じることができました。
そして、いよいよ、2025年1月27日、地道な交渉の甲斐がありバウアー選手のDeNAへの復帰が濃厚と報道されました。
やはり気になるのは、またまた契約金やら年俸やら。
バウアー選手の活躍と共に、こちらも引き続き追っていきたいと思います!
まとめ
ここまで、バウアー投手の年俸について紹介してきました。
最後に本記事のまとめをして行きましょう。
- 2023年のバウアー選手の年俸は、約34億円
- 新しい場所で人間として自分を磨くために日本にやってきた
- 2025年はDeNAに復帰が濃厚
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント