市川実日子と実和子は3姉妹？違いは独特でどの俳優にもない魅力が凄い！

今月から始まった日本テレビの日曜ドラマ『ホットスポット』で主演を務める市川実日子(いちかわみかこ)さん。

『ホットスポット』はバカリズムさんが脚本を務めた話題作で、第1話はTVerで公開からわずか2日間で100万回再生される人気ぶりです。

また、このドラマで市川実日子さんは、46歳にしてテレビドラマ初の主演で話題となっています。

市川さんは実は3人姉妹であることはあまり知られていません。

彼女の2歳年上で、俳優・モデルとして活躍する姉の市川実和子さんは有名でご存じの方もいらっしゃると思います。

実は、その上にもう1人お姉さんがいます。

独特な魅力でファンを惹きつける実日子さんですが、その秘密は本番直前までスタッフと大笑いして過ごす事にありました。

今回は、個性派女優・市川実日子さんの家族と独特な魅力について紹介します！

市川実日子と実和子は3姉妹！【顔写真】

引用:2012年、公開トーク番組『A–Studio』右が長女和日子、左が次女実和子、真ん中が三女実日子

市川実日子さんは3姉妹です。

実日子さんが三女で、次女・実和子(みわこ)さん、その上に長女・和日子(わかこ)さんがいます。

次女の実和子さんは女優やモデルとして現在も活躍しています。

和日子さんは一般の方のようですね。

会社員をしていて子供も男の子と女の子がいるみたいです。

3人とも年が近くて、実日子さんが現在46歳、実和子さんが2歳年上、和日子さんが5歳年上。

和日子さんは芸能人ではありませんがモデル歴があり、中高生向けの女性誌『olive』では3人揃って載ったこともあるようです。

引用:1995年、雑誌『Olive』左側の写真は右から和日子、美和子、実日子

3人とも美人で仲もすごく良さそうですね。

市川実日子の家族構成と生い立ちは？

ご両親と3姉妹で、5人家族です。

実家は東京都大田区。

幼少期には千葉に住んでいて、そのせいか都会に恐怖を感じていた事もあったそうです。

両親とも一般の方のようで、名前などの情報は見つかりませんでしたが、市川実日子さんの過去のインタビューで母親の事に触れています。

母親の餃子は絶品で、甥っ子も姪っ子も大好きなんだそうです。

また子どもの頃着ていた服はほとんどが母親の手作りか姉のおさがりで、実日子さんも編み物を嗜むようです。

実日子さんは編み物作家三国真理子さんが2023年に出したニット作品集『またたびニット』の表紙になっていますが、

その写真が物凄く様になっているのは、編み物に思い入れがあるからなのかもしれません。

引用:三國万里子の4年ぶりの全点新作のニット作品集

実日子さんの名前についても答えていて、3姉妹が仲良くいられるようにと願いを込めて、それぞれから一字ずつとって『実日子』になったそうです。

『実日子』には”日々”、”実る”、”子”という意味もあるんだとか。

そんな素敵な名前つけるご両親。

娘たちに対する愛情が感じられます。

市川実日子と実和子の違いは？それぞれのキャリアの歩みと特徴

引用:左ーNHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』に出演した実和子(2023)、右ーCM「日産の軽 NEWデイズで、おでか軽！」メイキング＆インタビュ－に出演した実日子(2024)

2人ともファッションモデルとしてキャリアをスタートさせている点は同じです。

姉の実和子さんは実家の近所を歩いていた時にスカウトされて1991年からモデルを始め、様々なファッション誌でカリスマモデルとして活躍します。

1998年には歌手デビュー。

2000年には女優デビューし、2002年には『コンセント』で映画初主演。

その後もモデルと女優を続けていきますが、2016年から5年程女優業を休業してモデル業に専念。

2021年劇場版『青葉家のテーブル』で女優に復帰しています。

この時共演した西田尚美さんの事を共に1990年代をモデルとして過ごした同志だと言っていますが、彼女とのインタビューで映像の仕事では無理をしていたと語っていました。

引用:映画『青葉家のテーブル』同時代にファッションモデルをしていた西田尚美と共演

一方で市川実日子さんは姉が『Olive』のカメラマンに紹介したことがきっかけで、『Olive』専属モデルを1994年から1998年まで務めます。

最初はモデルになる気はなく、モデルにならないかという連絡があっても断っていました。

そんな折、モデルに興味がある友達に付き合ってカットモデルの撮影に参加したのが始まり。

現場で大人たちが真剣に撮影に取り組む姿に魅力を感じ、やっとモデルを始めます。

その後モデル業も続ける傍ら女優として輝かしい実績を上げていきます。

最初は女優になる気もなかったそうですが、事務所の社長に説得され、なんとなく監督に会いに行ったら興味を持ったそうです。

映画の製作現場をみて、本気でモノづくりをする大人がかっこいいと思ったそうです。

1998年にはホンマタカシ監督の短編映画『How to 柔術』でデビュー、2003年の初主演映画『blue』でモスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞します。

引用:映画『blue』右ー霧島カヤ子役　同級生の事を友達として、恋人として好きになっていく

実日子さんはその後もコンスタントに映画やドラマに出演し続けます。

若い時のインタビューで自分は慎重派で石橋をたたいて渡るようなところがあるけれど、一旦飛び込んでしまえば一生懸命やるしかないと腹を括ると答えています。

本人がそのインタビューを覚えているかどうかわかりませんが、確かにその言葉通りと納得させられました。

演技スタイルの違いは？

市川実日子さんの演技スタイルの特徴は、現場でよく笑います。

セリフが長くて難しい映画『シン・ゴジラ』では、他の出演者は余裕がなかったと言っているのに、実日子さんは本番直前までスタッフとゲラゲラ笑っていました。

ですが、本番が始まればクールで知的な役柄は見る人に強烈なインパクトを与えるほど。

引用:映画『シン・ゴジラ』環境省自然環境局野生生物課長補佐・尾頭ヒロミ役。早口で専門用語も多い長いセリフをこなす

作品の出来事を主人公たちとは違う視点から客観視しつつ個性的なキャラクターで世界観に厚みを持たせる役柄が上手だと言われています。

また本心は内に秘めていて、映画『blue』で鉄棒をする場面では、炎天下の中で手の皮がめくれるまで練習したそうで、影での努力は相当なもの。

一方で美和子さんは柔らかい演技で作品の魅力に花を添えて倍増させます。

自然体で、複雑な心情を表現するのが特徴です。

役柄になりきるタイプの女優さんなんでしょうね。

映画『八日目の蝉』でも実和子さんの演出のおかげで怪しげな女性の駆け込み寺的な施設にリアリティが生まれたという評価もあります。

引用:映画『八日目の蝉』沢田久美役

共演作や二人の関係性が見えるエピソード

映画やドラマでの共演していないようです。

女優として長く活躍している2人なのでこれはちょっと意外ですね。

ですが2009年に『ユニクロマイクロフリースセット』のCMで共演しています。

引用:CM『ユニクロ　マイクロフリースセット』で共演する実和子と実日子

実日子さんは実和子さんと友達みたいに仲がいいとインタビューで答えています。

もともとは実日子さんの趣味であったお茶に実和子さんがお茶にハマったのは、実日子さんから中国のお土産でお茶をもらったからなんだとか。

また姉は先を歩いていて当たり前なので自分と比べたりはしないとも実日子さんは言っています。

一方実和子さんはどう思っているのでしょう。

実日子さんが映画『シン・ゴジラ』で女優助演賞を受賞した時、実和子さんはインスタグラムでメッセージを出しています。

引用:実和子のインスタ　実日子の受賞をに対して

妹の受賞を喜ぶ姉のメッセージには、関係者やファンへの感謝も添えられていました。

姉を立てる妹と、妹の事を心から応援する姉のメッセージから、理想的な姉妹であることがうかがえます。

外見やファッションセンスの違いと共通点

姉の実和子さんはくっきり二重の上に丸顔でおっとりした印象なのに対し、市川実日子さんはクールでキリっとした印象があります。

共通点としては2人とも唇が厚そうに見えます。

2人とも高身長で、実和子さんが170㎝、実日子さんが169㎝、ですらっとしていますね

左ー姉の実和子、右ー妹の実日子

実和子さんはファッションに関するインタビューで白はどんな時でも好きな色と答えています。

昔から、どこかお婆ちゃんぽいものと、10代の頃雑誌で見たフランスへの憧れからフランスらしいものが好きだそうです。

最近はヴィンテージがお気に入りですが、ユニクロユーのアイテムもよく選んで使うことがあるそうです。

実日子さんは好きな色はその時々で変わる答えています。

美しいという事に関して拘りがあり、その時感じた事を重要視するそう。

ですので彼女のファッションに明確な答えを求める事は難しそうです。

共通点はニットでしょう。

子どもの頃の服は母親が作った服がほとんどだったそうで、2人と手編み風のニットを着ている写真がたくさんあります。

ニットがお似合いの実和子(左)、実日子(右)

趣味やプライベートの違い

実和子さんの趣味は市川実日子さんの影響で好きになった、お茶と料理に関する事、そして占い。

母親の影響で編み物も趣味の1つです。

お茶は台湾まで自ら買いに行くほどで、誰かと過ごすお茶の時間も楽しみにしているそうです。

料理する事はあまり興味はないそうですが、調理に使う道具にまつわる話、なぜこの調理方法なのかといった理由をを知るのが楽しいそうです。

占いや予言も好きで、10代の頃はノストラダムスの大予言を漠然と信じていたんだとか。

一方実日子さんはお茶、バスケットボール、編み物が趣味です。

美和子さんと同様母親の影響で編み物ができます。

またお茶は10代の頃友達からお茶の1種『岩茶』を教えてもらい、それ以来1日1回飲んでいるそう。

引用:ドラマ「A Table！～ノスタルジックな休日～」お茶をたてる“ジュン”役の市川実日子

中学生の時は背の高さを生かしてバスケットボール部に所属していて、今でも好きなんだそうです。

実和子さんは休日を一人で過ごすことが多いらしく、土日は外出しない事が多いそうです。

平日が休みの時はスーパーに買い物にいって、食材を買ってきたけれど疲れて結局何も作らないという事もあるそうで、気ままに過ごしているみたいですね。

実日子さんはSNSを一切やらないのでプライベートは謎めいています。

たまたま聞いていたラジオの影響で、どんなに忙しくても味噌汁はつくるようになったそうです。

市川実日子と実和子が他の俳優にはない独特な魅力と存在感

市川実日子と実和子さんはそろって独特な雰囲気が魅力的という評価で知られています。

実日子さんは映画『シン・ゴジラ』で見せたようなきりりとした透明感と、ゆるりとしたあたたかみという一見相反する空気を合わせ持つところが個性だと言われています。

実日子さん自身が人間は変わっていくものだと固定観念にとらわれない考え方なのも、独特な雰囲気を出している理由かも知れません。

一方で実和子さんは見慣れない独特な顔立ちが魅力だと言われています。

いわゆる「普通」の役をいただくと戸惑います。ずっと見た目が個性的と言われてきたせいか

引用:ミモレ

大きな目と艶やかな唇から安野モヨコさんの漫画を彷彿とさせます。

引用:安野モヨコ『ハッピーマニア』と市川実和子

映画界での存在感

市川実和子さんはカリスマモデルとしての先入観から、観客の感情移入がしにくいのではと言われていました。

モデルが憧れの存在であるのに対して、感情移入しやすいのは平凡を感じさせる存在。

モデルのイメージとは正反対の存在だからです。

市川実日子さんは登場するだけで作品の空気を引き締めてくれる存在と言われ、バイプレーヤーとして確かな評価を得ています。

バイプレーヤーは時には主演よりも高い演技力が必要なので、実日子さんの実力を裏付ける評価と言えます。

一方で、実日子さんの顔は憧れの存在ではなく、観客の日常を呼び覚ます顔だと言われています。

感情移入しやすいようなんです。

出演作『初恋～お父さん、チビがいなくなりました』では実日子さんの演技が観客の共感を呼んでいます。

結婚生活44年を超える母親から離婚の意思を聞かされた時の反応で、冷静に受け止めたいが受け止めきれず揺れ動くような様子は、実際に自分だったらどうするだろうと考えずにはいられなくなります。

引用:『初恋～お父さん、チビがいなくなりました』37歳の娘・菜穂子役

共感される雰囲気と高い演技力で、これから主演として頑張って欲しいと期待する声もあります。

ファッション界での活躍

市川実和子さんは1991年にスカウトされたことでモデルとしてデビューします。

その後さまざまなファッション誌で唯一無二の存在感でカリスマモデルと活躍します。

『CUTIiE』や『Olive』などの女子中高生向けの雑誌で特に人気がありました。

引用:CUTiE　1995年4月1日出版　で表紙を飾る実和子

母親からはモデルはいつまで続けられるかわからないと忠告されたそうですが、現在でもモデルとして活躍中です。

市川実日子さんは実和子さんが『Olive』に紹介したことがきっかけでモデルデビューします。

当時27000人の応募があったという専属モデルを勝ち取りました。

実日子さんも自分なんか美人でもないのにと疑問もあったようです。

専属モデルは読者のお手本となる存在なので、当時読者出である中高生がどうしたら美人になれるかの参考にするのに適していると雑誌側が判断。

これを読者が広く受け入れました。

引用:『Olive』1994年から1998年まで専属モデルを務めた実日子

人柄が見えるインタビューからの印象

市川実和子さんのインタビューには、意外にも劣等感を感じる答えが多く、ダメな自分だけど無理をしないで生きていけたらと結んでいます。

2016年頃から5年間女優を休んでいた時期がありますが、その時を振り返って無理をしていたと言っているので、その反省でしょうか。

「若気の至り」と言っていました。

最近は若い頃より楽観的に生きることができるようになったと話しています。

10代の頃は同世代の憧れの存在だった彼女がそんな風に思っていたとは驚き。

苦労しらずで、甘っちょろく生きてきたところがあるのかもしれません。だから自分がまともに生きていない気がして、まともに生きてる人に対して憧れがあるんですよね。学級委員とかをきちんとこなせるタイプの人を見たりすると、どうして私はできないの、って思っちゃうんです。

引用:ミモレ

市川実日子さんはインタビューでみんな自由にのびのびやったらいいと言っています。

また建前は苦手で本音を言って欲しいとも。

みんなで一つのものを作っていく中で気遣いは必要ないと考えているみたいです。

どんな撮影でも、みんなに楽しい気持ちで存在してほしいし、その状況が私にとっては幸せ

引用:アリア

自分も好きにやるし、周りの人の考えも尊重するという寛容な人柄がうかがえます。

映画『シン・ゴジラ』の撮影現場でも実日子さんがスタッフと終始賑やかにしていたのは、そんな性格のせいだったようです。

引用:映画『シン・ゴジラ』上映会で登壇し、長いセリフを早口で披露しガッツポーズの実日子

ファンからの評価と愛される理由

市川実和子さんはSNSでは可愛らしさが評価されていました。

一方で最近テレビではあまり見かけなくなったという心配の声も。

以前見せた役柄や演技力の高さから、根強いファンがいるようです。

引用:『救命病棟24時』看護師・横溝静香役

市川実日子さんのSNSでの評価は、現在でも容姿端麗で綺麗である事と、考え方が好きという意見が見られました。

同性のファンが多いようですね。

10代の頃も40代をすぎてからもお手本となる存在であり続けているのが、実日子さんが愛される理由かもしれません。

実日子さんのおおらかでお互いを認め合う考え方は、仕事に追われついつい狭量になってしまう現代人にとってハッとさせれる考え方。

のびのびとやれていないことに気付かせてくれます。

市川実日子はCMでも独特な活躍！キャノンさん

引用:キヤノンマーケティングジャパングループのITソリューション事業CM「ICTで、あなたとつくる。」篇

市川実日子さんは出演しているCMも独特の雰囲気を生かしたCMが多いです。

例えばキヤノンマーケティングジャパングループのCM。

実日子さんが演じる「Canonさん」が、オフィスで働く人々が日々直面するさまざまな課題を、ICT（情報通信技術）と人の力を組み合わせて解決していくというCMです。

Canonさんの真剣でまじめすぎる仕事ぶりと、ラストのチャーミングな笑顔が特徴的。

CMに温かい雰囲気を与えています。

引用:キャノンのCMのラスト

市川実日子と実和子は3姉妹？違いは独特でどの俳優にもない魅力が凄い！【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

市川実日子さんは自然体でのびのびと生きている姿が印象的。

実日子さんのような方が仕事の上司だったら職場は楽しいに違いないと考えてしまうのは私だけでしょうか。

最後にこの記事で分かることをまとめました。

市川実日子さんの益々の活躍を期待して、終わりにしたいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました！