2025年1月期の日曜劇場「御上先生」での好演が期待される、俳優の奥平大兼 (おくだいら だいけん)さんは、デビュー作となる映画「MOTHER マザー」で共演者や監督から高い評価を受け、複数の新人賞も獲得する大活躍を見せました。
しかし、奥平大兼さんはそれ以前に演技の稽古を積んだ期間はなく、同映画への出演は未経験での大抜擢によるものでした。
鮮やかなデビューで注目を集めた後、「恋する母たち」などドラマにも立て続けに出演しています。
奥平大兼さんは演技力の他にも、幼少期に開始して全国大会で優勝する実力にまで習熟した空手や、インタビューの際に流暢に話した英語など多彩な才能を持ち合わせています。
そんな奥平大兼さんを育てたのは、飲食店を経営する父親と、奥平さんの成長を温かく見守り時に背中を押してくれる母親でした。
この記事では、奥平大兼さんの子役時代からの演技や、デビューの経緯、空手や英語の実力、生い立ちと家族構成について紹介していきます。
- 奥平大兼の俳優デビューと演技力の評価
- 奥平大兼の実家が経営する飲食店
- 奥平大兼の空手と英語の実力
- 奥平大兼の生い立ちと家族構成
奥平大兼の演技は子役時代からすごい!
引用:ダヴインチWeb
奥平大兼さんは中学1年生の時にスカウトされ事務所に所属しましたが、学生生活を優先させるため芸能活動には消極的でした。
部活動を引退した中学3年生の夏に俳優としてレッスンを受け始め、その直後にデビュー作となる「MOTHER マザー」での子役で新人賞を獲得するなど高い評価を受けました。
デビュー作で注目を集めた奥平大兼さんはドラマ「恋する母たち」でも子役を演じています。
演技未経験の奥平大兼さんのデビューから現在の大活躍に至るまでの経緯を見ていきましょう。
俳優としてのデビューと子役時代について
奥平大兼さんの俳優デビューは、2020年公開の映画「MOTHER マザー」への子役での出演でした。
長澤まさみさんが演じる女性の息子役で、新人賞を獲得するなど高い評価を得ました。
引用:クランクイン 映画「MOTHER マザー」左:奥平大兼、右:長澤まさみ
しかし奥平大兼さんの俳優としての活動は、もともと本人の希望で開始したものではありませんでした。
奥平大兼さんは中学1年生の時に友人と行った渋谷で、芸能事務所「スターダストプロモーション」からスカウトを受けて所属することとなりました。
当時は部活動であるバスケットボールに熱中していたため俳優としての活動開始を待ってもらうよう事務所に連絡し、事務所もそれを受け入れました。
中学3年の夏に部活動を引退後、奥平大兼さんは俳優として基礎的なレッスンを受ける日々が始まりました。
「初歩的なことを勉強しよう」という思いで映画「MOTHER マザー」のオーディションに挑戦し、見事に子役の座を勝ち取りました。
オーディション合格は2018年11月、演技レッスンを開始してわずか1ヶ月後のことでした。
奥平大兼さんは受かるとは全く思っておらず、オーディション合格について喜びより驚きが大きかったと答えています。
『えっ!? 受かったんだ!』ってびっくりしました。
まったく実感もなかったですし、嬉しいという感情よりも驚きのほうが大きくて、とても不思議な感じでした
引用:Deview
オーディションには合格したものの、全くの未経験者である奥平大兼さんにとって完全に手探りでの演技が始まりました。
当然のことながら初めはうまくいかず、セリフの棒読みになってしまいNGを連発する苦労の日々が続きました。
その様子を見かねた監督の大森立嗣さんは、「自然な演技を行うように」と奥平大兼さんにアドバイスしました。
引用:シネマトゥデイ (左:奥平大兼、右:大森立嗣 ) 監督による奥平大兼の指導
奥平大兼さんは我流を捨ててそのアドバイスに素直に従い、登場人物の心理や感情を自分なりに理解して表現することに徹しました。
これが功を奏し、奥平大兼さんの演技は監督からOKを貰えるようになりました。
『MOTHER マザー』のシーンも演じましたが、全然うまくいかなかったんです。
監督が“自分がその場で感じたものをそのまま表現すればいいんだよ”と言ってくださったんです。
それで流れだけを頭に入れて、セリフの細部にこだわらずに、その時の感情を優先しようと思いました。
そしたら言葉が自分の中から出てきて、監督からも『OK、いいね』と言ってもらえて
引用:クランクイン
奥平大兼さんの役柄はセリフが少ないながらも、「表情や視線で感情を巧みに表現している」として高い評価を受けました。
注目を集めた奥平大兼さんはその後も俳優業を続け、ドラマ「恋する母たち」でも子役を演じています。
引用:MAN TAN WEB (ドラマ「恋する母たち」) 左:奥平大兼、右:吉田羊
吉田羊さん演じる女性の息子役で、成績優秀である一方で引きこもりで反抗期の難しい役柄を見事に表現しました。
奥平大兼さんの演技について視聴者からは、「話し方とか表情が大袈裟じゃなくてリアリティがある」と高く評価されています。
また母役を務めた吉田羊さんからも、俳優としての経験が浅いからこそ可能な素直で力強い演技を絶賛されています。
演技に慣れていないからこそ、セリフをまっすぐ届けようとしてくださるので、彼とやるシーンは一つ一つのセリフが突き刺さる。
引用:マイナスニュース
奥平大兼さんが駆け出しの身であることに引け目を感じず、自分なりにできる範囲で力を尽くす姿勢が演技のプロさえも感心させたのだと考えられます。
ブレイクのきっかけは
引用:映画.com 「MOTHER マザー」左:奥平大兼、右:長澤まさみ
奥平大兼さんのブレイクのきっかけは、デビュー作である2020年公開の映画「MOTHER マザー」での高評価でした。
この作品で奥平大兼さんは、長澤まさみさんが演じる母親に精神的に支配され、逆らおうとしても最後には従ってしまう息子という難役を見事に演じ上げました。
母親を守るか自分の意思を貫くかを迷う表情や間の取り方は真に迫っており、俳優業への初登場にもかかわらず奥平大兼さんは業界内外で大きな注目を集めました。
この作品での演技が高く評価され、その後のキャリアにつながっています。
監督や共演者からの評判すごい?大森立嗣監督や長澤まさみ
引用:シネマトゥデイ (左:大森立嗣、右:長澤まさみ)
奥平大兼さんのデビュー作「MOTHER マザー」での演技は、監督や共演者からも高い評価を受けました。
この映画での奥平大兼さんの母親役は、女優生活20年を迎えるベテラン・長澤まさみさんが務めました。
長澤まさみさんは、初心者である奥平大兼さんの演技が既にプロの域に達していると評価しました。
長澤が「何年も仕事してるみたいなところに行き着いている」と絶賛する逸材だ。
引用:デイリースポーツ
未経験であるために不要な先入観を捨てて演技に取り組めたことが、良い結果を生んだのかも知れません。
さらに長澤まさみさんは、奥平大兼さんの素直な反応に助けられたことや、演技の原点を再認識させてくれたとまで評価しています。
感じたことや思ったことを素直に反応してくれたので、今回、私はとても助けられていたように思います。(中略)
お芝居は、その瞬間瞬間の感情を表現することが大切だと改めて感じさせられました。
引用:映画「MOTHER マザー」公式
長澤まさみさんを驚かせたのは、奥平大兼さんが芝居に関する常識を一切持ち合わせていない新鮮さであると考えられます。
「MOTHER マザー」の監督を務めた大森立嗣さんも、奥平大兼さんの自然な演技を高く評価しています。
引用:Instagram (奥平大兼) 左:奥平大兼、右:大森立嗣 (映画「MOTHER マザー」監督)
演技を自然なものにするためには、登場人物の感情の動きを考え尽くし、納得・共感する過程が必要となります。
監督は奥平大兼さんの自然な演技が、登場人物を理解する努力を怠らずに続けたことによって成立していたと分析しました。
嘘をつかないためには自分がそこでどういう気持ちにならなければいけないのかという作業を、撮影中の彼は常にしていたと思います
引用:シネマトゥデイ
奥平大兼さんの起用を決めたプロデューサーの佐藤順子さんは、オーディションの時点でその才能を的確に見抜いていました。
数多くの演技経験者を見てもイメージに合う役者を見つけられなかった中で、未経験の奥平大兼さんの役柄への理解と感性に驚かされたと語っています。
周平役には、16-17歳という少年期の危うさと繊細さ、そして主人公の母親を支える包容力が必要だと考えていたので、はじめてオーディションでお会いした時、彼しかいないと確信しました
引用:映画「MOTHEr マザー」公式
実績のない新人である奥平大兼さんの起用は、大きな賭けであったと考えられます。
奥平大兼さんは見事にプロデューサーの期待に応え、新人賞を獲得する活躍ぶりを見せてくれました。
奥平大兼の役作りのこだわりと演技スタイル
引用:日経XTREND
奥平大兼さんは役作りのこだわりとして、自分が演じる登場人物と深く関わる人物との関係から自身の役柄を考えることを挙げました。
子役を務めた映画「MOTHER マザー」では長澤まさみさんが演じる母親の性格を考えた上で、母親の言動に合わせるような演技を心がけていました。
学園を中心に描く作品であっても、友人関係より家庭での振る舞いをイメージして役を作るとも語っています。
親の存在がはっきりと出てくる話であれば、自分が演じる役もその親を軸にして考えることが多いです。(中略)
演じる上ではそうやって身近な人との関係性から役を作っていきます。
引用:Yahoo!ニュース
奥平大兼さんが役柄に深く入り込めるのは、小学生時代に習っていた空手の経験があってこそでした。
自己暗示により集中力を高める方法を空手で学び、演技でも活用していると明かしています。
空手の経験が俳優業に良い作用を与えているようで、「ここ一番の集中力のスイッチの入れ方が生きています。耳をふさいで自己暗示するとスイッチが入るんです」
引用:スポーツ報知
引用:双葉社 THE CHANGE
奥平大兼さんは演技のスタイルとして、事前に覚えるのは自分の台詞のみに留め、本番で自分の自然な感情を引き出す方針を採っています。
お芝居をして初めて相手の台詞を聞いて、なぜ、自分がその台詞を言うのかがわかる。すると、ちゃんと自分の気持ちがこもった言葉が言える。
引用:anan web
このスタイルを採っている理由として奥平大兼さんは、必要以上に考え過ぎるとうまくいかなくなるという思いを明かしています。
そのスタイルでの演技は、実力派俳優・阿部サダヲさんからもリアリティの高さを驚きと共に称賛されています。
阿部:なんであんなにリアルにできるの?
奥平:何も分からないので、考えたらダメだなと思って。とりあえず自然にやろうと思っていました。
引用:ぴあ映画
考え過ぎずに役柄に深く入り込めていることから、奥平大兼さんが登場人物の感情や思考を自然と再現できるほどの豊かな想像を持ち合わせていることが伺えます。
影響を受けた俳優や作品は?
奥平大兼さんは、自分を形作ったと思う映画を一本だけ挙げて欲しいと言われた際、ブルース・リー主演の「燃えよドラゴン」と答えました。
6才から習っていた空手の影響で、幼少期のヒーローはブルース・リーだったとのこと。
引用:映画.com (燃えよドラゴン)
僕は『燃えよドラゴン』(1973)がめちゃくちゃ好きです。
引用:PINTSCOPE
しかし成長するにつれて現実を見つめるようになったためか、次第に映像の世界と自分を切り離して考えるようになりました。
中学生になる頃には俳優の仕事に興味がないばかりか、映画もあまり見なくなっていました。
映画もテレビの「金曜ロードショー」をたまに見る程度で。それまでは芸能の仕事にそこまで関心が深くなかったんですね
引用:entax
才能を見出されてデビューした後の奥平大兼さんは、仕事を通じて知り合った様々な業界関係者から影響を受けています。
奥平大兼さんは、デビュー作となった映画「MOTHER マザー」で母役を演じた長澤まさみさんについて、当初は近づき難い存在と考えていました。
長澤まさみさんに優しく接してもらうことで自分からも距離を詰めるようになり、クランクアップ後は「芸能界の母」と呼ぶほどに慕うようになりました。
引用:映画.com
僕にとって長澤さんは芸能界の母です。それは今も変わってないし、これからも母でいてほしい
引用:スポーツ報知
また奥平大兼さんは同作を通じて、撮影現場での緊張と緩和についても学びました。
撮影の合間は和やかであっても、仕事となった途端に張り詰めた雰囲気となることで、適度な緊張感を持って演技に臨むことが出来たと語っています。
待ち時間もかなりあって、みんなで「NGワードゲーム」をしたことが楽しかったですね。
でも、和やかにお話ししていても、本番ではみなさん別人になられるんです。僕もそこに引っ張ってもらう感じで、演技ができたような気がします。
引用:CREA
また、デビュー作「MOTHER マザー」は奥平大兼さん自身が理解できないほどの高い評価や受賞につながり、戸惑っていた時期がありました。
その戸惑いを解消してくれたのも、また映画関係者である川和田恵真さんでした。
川和田恵真さんが監督を務める映画「マイスモールランド」は、主にクルド人の難民問題を取り上げた社会的なメッセージを訴える作品です。
引用:ELLE girl (映画「マイスモールランド」左:奥平大兼、右:嵐莉菜(ヒロイン役)
奥平大兼さんは映画を通じてクルド人が置かれている状況について理解を深め、それを多くの人に知ってもらうきっかけになれば良いという考えを持つなど、大きな影響を受けています。
「映画デビュー作でいろんな賞を受賞して、今後どうしようか悩んでいたとき、川和田監督と出会いました。役者として考え方を変えるきっかけを作ってくれた作品です」と奥平さんは振り返る。
引用:ELLE girl
幼少期に「燃えよドラゴン」でアクションスターに憧れた奥平大兼さんにとって、俳優業での仕事を通じて成長している今の姿は、夢の一部が叶った状態とも言えそうですね。
奥平大兼の家族構成は?
引用:Facebook (奥平忠生) 左:奥平忠生 (父)、右:奥平大兼
奥平大兼さんの家族は、ご両親と妹さんの4人家族です。
朝食を全員で取る仲の良い家族で、奥平大兼さんが出演するドラマ「サヨウナラのその前に」が日テレの朝番組「ZIP!」で発表された際には、家族全員で盛り上がったと明かしています。
普段いつもリビングで朝ご飯を食べながら観ている番組なので、出演が決まったときは家族みんなで『お~っ!』って盛り上がりました
引用:STARTDUST WEB
奥平大兼さんが幼少期から空手やピアノを習っていることから、ご両親がお子さんの才能を伸ばすことに積極的な様子が伺えます。
また、奥平大兼さんが中学生の時に芸能事務所へ所属したことも、お母さんの後押しがあってのことでした。
奥平大兼さんの活躍に大きな影響を与えたご両親について見ていきましょう。
両親はどんな人?
引用:Facebook (奥平忠生) 奥平大兼の父
奥平大兼さんのお父さんは、「牛タンバーグ奥の家」という飲食店を経営する奥平忠生 (おくだいら ただお)さんです。
「牛タンバーグ 奥の家」を紹介するサイトにて、スタッフによるコメントでお店のマスターが奥平大兼さんのお父さんであると記されています。
引用:東横INN✕地元ナビ
奥平大兼さんがピアノを習い始めた影響として、実家で洋楽が流れていたことが明かされており、これもお父さんの趣味であったのかも知れません。
ずっとリビングで、マイケル・ジャクソンやクイーンとかレッチリとか、洋楽がかかっている家だったんです。
そこからピアノが気になりだして、クラシックにハマっていき、ピアノを習い始めました。
引用:CREA
引用:スターダストプロモーション
名前や顔は公開されていませんが、お母さんも奥平大兼さんの才能の開花に大きな役割を果たしています。
奥平大兼さんが空手を始めたきっかけは、お母さんが習い事をやらせたいと思っていたことでした。
何を習うかを聞かれた奥平大兼さんが空手を選んだことで、その後6年間に及ぶ空手の稽古が始まりました。
引用:ameblo(テレビのキャプチャより)
――6歳から空手を習い始めたそうですが、そのきっかけは?
お母さんが何か習い事をやらせたいなと思っていたときに、テレビで空手の試合を観ていた6歳の僕が「これやってみたい!」と言ったそうなんです。
引用:CREA WEB
習い事を始めることはお母さんが決めた一方で、習い事の中身は本人である奥平大兼さんに決めさせていることから子供の自主性を尊重した教育方針を取っていることが分かります。
奥平大兼さんは、空手の稽古を通じて集中力を高める独自の方法を編み出しました。
その方法は演技で役柄に入り込む際にも活用されており、空手の経験は現在の俳優としての活躍につながる重要な要素となっていると考えられます。
奥平大兼さんが事務所にスカウトされて所属するかどうかを迷っていた時、背中を押してくれたのもお母さんでした。
その頃は事務所の名前は知らなかったし、最初は怖かったんですけど、そのことをお母さんに言ったら「やりたいんだったら、やってみれば」と言ってくれて。
引用:CREA WEB
お母さんは息子を芸能界に送り出したことを人一倍自覚しており、奥平大兼さんが撮影のため家を出る時間が早くなった時には自分も早起きして送り出すなど、責任を持ってサポートしてくれました。
撮影が始まって、朝、お母さんも早く起きてご飯を作って送り出してくれる
引用:クランクイン
空手を始めさせたことや事務所所属への後押しなど、お母さんの責任と愛情ある教育方針なしに奥平大兼さんの活躍は語れないと言っても過言ではないでしょう。
しかし、当たり外れや浮き沈みの激しい芸能界で息子がうまくやっていけるか、お母さん自身も不安だったと考えられます。
引用:Fast tokyo
俳優デビューで奥平大兼さんの才能が認められたことを誰よりも喜んでくれたのも、お母さんでした。
演技初挑戦の「MOTHER マザー」で新人賞を獲得。(中略)
実母は泣いて喜んでくれたという。
引用:サンスポ
お母さんは奥平大兼さんの活躍を喜ぶと同時に、息子を俳優業に送り出した自分の判断が正しかったことに安心する気持ちもあったのではないでしょうか。
「牛タンバーグ奥の家(OKUNOYA)」はどこにある?
引用:東横INN ✕ 地元ナビ
奥平大兼さんの父・奥平忠生さんが経営する飲食店「牛タンバーグ奥の家」は東京都北区の王子ににあります。
交通の便は良く、JR京浜東北・根岸線「王子駅」、東京メトロ南北線の「王子駅」、都電荒川線「王子駅前駅」と3つの最寄り駅に恵まれており都心へのアクセスも良好です。
「牛タンバーグ奥の家」の公式X(Twitter)では、奥平大兼さんに関する投稿がリポスト(再投稿)されており、息子の活躍を喜んでいる様子が伝わってきます。
引用:X(Twitter) 牛タンバーグ奥の家
特にデビュー作「MOTHER マザー」については、公開日である2020年7月3日の翌日に映画を見に行くと報告があり、一家で奥平大兼さんの活躍を応援していることが分かります。
引用:X(Twitter) 映画「MOTHER マザー」公開翌日
映画「MOTHER マザー」で奥平大兼さんは社会の暗黒面に堕ちていく青少年を演じており、ご両親としては多少複雑な気持ちもあったかも知れません。
しかし、これ以降も奥平大兼さんの活躍をリポストしていることから一貫して俳優業の継続に前向きな気持ちを持っていると考えられます。
兄弟はいる?従兄弟に有名人のウワサ!
奥平大兼さんには、名前は非公開ながら妹さんが1人います。
喧嘩も多かったとのことですが、俳優としての活動を通じて成長したためか優しく接することができるようになったとのことです。
引用:Facebook (奥平 忠生) ピアノ発表会。左:妹、右:奥平大兼
——奥平さんも妹さんがいらっしゃるんですよね。
奥平:います。前はケンカも多かったんですけど、撮影してから、ちょっと優しくするようになりました。
引用:家庭画報
父・奥平忠生さんのFacebookには、奥平大兼さんと妹さんがピアノ発表会に出席した際の写真が公開されています。
奥平大兼さんがピアノを始めたきっかけは、お父さんが洋楽を聞いていたことでした。
妹さんも、お父さんや兄・奥平大兼さんに影響されてピアノを始めたのかも知れません。
また、奥平大兼さんと格闘家・奥平将太 (おくだいら しょうた)さんが従兄弟であることが明かされています。
引用:X(Twitter) 奥平将太
映画『MOTHER マザー』で2020第44回日本アカデミー賞新人俳優賞、第63回ブルーリボン賞新人賞を獲得した新人俳優の奥平大兼はいとこにあたる。
引用:GONG
奥平将太さんは2020年10月に打撃格闘技団体「RISE」でプロデビュー後に3連勝(2KO)を果たしており、今後も活躍が期待される若手選手です。
奥平大兼さんの父・奥平忠生さんが経営する「牛タンバーグ奥の家」の公式SNSでは、奥平将太さんの活躍についてもリポスト(投稿)でたびたび応援しています。
引用:X(Twitter) 牛タンバーグ奥の家
お母さんが奥平大兼さんの芸能界進出を後押ししたように、お父さんもまた自分の世界を切り拓こうとする若い人を積極的に応援したくなる性格なのかも知れません。
奥平大兼の生い立ちについて詳しく知りたいね!
奥平大兼さんは2003年9月20日、東京都で生まれました。
幼少期から空手とピアノを習っており、特に空手で才能を発揮しました。
引用:Facebook (奥平忠生)
6歳から12歳まで習った空手では、2012年の「全国武道空手道交流大会」では形で優勝するなど、優れた成績を収めています。
中学時代は、バスケットボール部に所属し、部活動に熱心に取り組んでいました。
趣味は芸術鑑賞、洋楽、クラシック、ピアノなど多岐にわたり、これらの経験が俳優としての表現力の幅を広げていると考えられます。
奥平大兼さんが通っていた学校に関して、中高一貫であることが明かされています。
中高一貫で6年間一緒のメンバーで過ごしたんです
引用:with digital
実家のある東京都北区王子付近の中高一貫として「東京成徳大学中学・高等学校」や「順天中学校・順天高等学校」などが挙げられ、どちらかに通学していたと考えられます。
また、俳優業を始めて大人達と交流を開始した影響か、高校では大人しくなり付き合う友人たちの層にも変化が生まれたとのことです。
中学と高校でキャラがちょっと変わったんです。中学時代は、結構クラスでも騒ぐタイプの人間だったんですが、高校生になるとクールな奴になりました。
引用:with digital
奥平大兼さんは、他人になり切ることが求められる俳優業で非日常の世界を充分に味わっていると考えられます。
そのため、学生生活には波風の立たない穏やかな時間を求めるようになるのも自然なことでしょう。
奥平大兼の空手の腕前や英語力について
奥平大兼さんは、小学生時代に習った空手で有段者となりました。
俳優としての活動後については映画「Cloud クラウド」が各国の映画祭で公開されこともあり、出演者である奥平大兼さんは国際的な注目を集めることになるでしょう。
また、奥平大兼さんは英語で会見を行うほどの英語力も身に付けており、今後は海外でも活躍する可能性が考えられます。
奥平大兼さんの能力や、海外での活動の可能性について見ていきましょう。
今後の活動が海外に拡がる?英語や空手は強みになる?
奥平大兼さんが、今後海外で俳優として活動する可能性は充分に考えられます。
その際、既に身につけた英語力や有段者レベルの空手も俳優としての起用を決める要素となることでしょう。
空手については6歳から始めており、「形」(仮想の相手との攻防を行う演武)で全国大会で優勝する実力者です。
- 2012年全国武道空手道交流大会「形」優勝 (9歳)
- 2013年全国武道空手道交流大会「形」3位 (10歳)
- 2014年全国武道空手道交流大会「形」準優勝 (11歳)
俳優としてのデビュー後、数年は出演する作品は国内での公開のみを対象としたものでした。
2024年の映画「Cloud クラウド」が米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選出されたことにより、奥平大兼さんの国際的な知名度が高まっていくものと思われます。
外国人記者も出席した映画「マイスモールランド」の記者会見では、奥平大兼さんは英語で会見を行っており日常会話レベルの英語は身につけていました。
引用:Youtube (MAiDigiTV) 映画「マイスモールランド」記者会見。英語で会見する奥平大兼
国外でも奥平大兼さんの演技が高く評価されことが予想され、奥平大兼さん自身もある程度の英語力を身に着けていることから活躍の場が海外に広がる可能性は充分にあると思われます。
奥平大兼さんの空手の実力を見込まれ、アクションシーンのある役柄での起用も考えられます。
奥平大兼の受賞歴や映画祭でのエピソード
引用:モデルプレス
奥平大兼さんはデビュー作である映画「MOTHER マザー」で5つもの賞を受賞しました。
- 第30回日本映画批評家大賞 新人男優賞 受賞
- 第63回ブルーリボン賞 新人賞 受賞
- 第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞 受賞
- 第94回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞 受賞
- 第75回毎日映画コンクール 日本映画大賞 受賞
また、2023年11月25日に開催された第15回TAMA映画賞授賞式にて、最優秀新進男優賞を受賞しました。
この賞は、「君は放課後インソムニア」「ヴィレッジ」「あつい胸さわぎ」「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」の4作品における演技が評価されたものでした。
奥平大兼さんが出演した映画「Cloud クラウド」は、米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選出されるなど、公開前から注目を集めていました。
各国の映画祭での反応は国によって異なり、ヴェネチア(イタリア)では「怖い」という反応が多かった一方でトロント(カナダ)では予想外シーンで笑いが起こったとのことでした。
奥平大兼さん自身も、公開記念の挨拶の場で映画に対して、恐怖を感じたと語っています。
「窓ガラスがバーンっとなったり、(中略)『何かいるのかな︖』というドキドキ感があって怖かったです
引用:スターダストプロモーション
奥平大兼さんは、自分の役柄やセリフのみを覚えて映画全体をあえて把握しないスタイルを採っています。
自分が出演する映画にさえ感情を揺さぶられるのは、奥平大兼さんが本番で自然な反応を見せていることの証とも言えるでしょう。
奥平大兼の演技は子役時代からすごい?空手や英語力つけた生い立ちと家族構成【まとめ】
ここまで、奥平大兼さんの演技のスタイルやこだわり、デビューまでの経緯や家族構成、空手などの特技について調査してきました。
最後にまとめです。
- 奥平大兼は、デビュー作となる映画「MOTHER マザー」で複数の新人賞を獲得する大活躍を見せた。
- 奥平大兼の活躍は、責任を持って温かく見守る両親に支えられている。
- 奥平大兼は、空手の実力や英語力を活かして海外で活躍する可能性も考えられる。
最後までお付き合いいただき、まことにありがとうございます。
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